【コラム】韓日交流「コロナ障壁」も…「オンライン韓流」は熱い
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.10.17 13:10
私のように新型コロナウイルス感染症の影響で韓国に滞在できない状況に直面した外国人が少なくないという。この機に私の私的な近況を伝えようと思う。海外に暮らす韓国人も同じような困難を経験していることだろう。7月末に私が韓国から日本に帰国したのは滞留期間が満了したからだ。日本で新しくビザ(査証)を取得しなければ韓国に入国できないということは知っていたが、何とかなるだろうという考えだった。家もそのままにして今でも家賃を支払っているが、実際、まだ韓国に戻れずにいる。韓国にいた日本人の中には私と似た状況を迎えた人が周囲に数人いる。
滞留期間の満期前に延長できなくなったのも新型コロナと関係がある。博士課程の9月入学を目標に準備していたが、新型コロナで韓国語能力試験が延期になった。韓国語能力試験は有効期間が2年で、私が持っていた試験結果は期限が5月までだった。ところが5月の試験が7月に延期され、入試書類を締め切り日までに提出できなくなった。
博士課程入学で外国人に韓国語能力試験の結果を要求するのは、韓国語で授業を受けて論文を書くのに支障がないかを確認するためだろう。通訳・翻訳大学院に通って修士学位を取得したのに韓国語能力試験だけが韓国語の実力を証明する唯一の方法なのかと疑問を感じたが、他の外国人にも同じく要求される書類なのでやむを得ない。