【社説】北朝鮮は変わっていない…冷静に対応を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.12 11:51
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が異例にも深夜に労働党創建75周年軍事パレードを実施し、「涙の演説」をした。北朝鮮住民に尊称を使いながら「申し訳ない」「ありがとう」などの表現を10回ほど口にした。大韓民国に向けて「愛する南側の同胞」とし「一日も早く保健危機が克服され、南北が手を取り合う日を祈願する」と述べた。「核保有国」の代わりに「戦争抑止力」と表現するなど軍事メッセージも純化して発信する姿を見せた。
韓国政府は金正恩委員長の演説を前向きに評価する雰囲気だ。青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)は11日に開かれた国家安全保障会議(NSC)緊急会議で、金正恩委員長の「南北が手を取り合う日」という発言について「注目する」という立場を表した。YTNと聯合ニュースTVが論議を呼ぶ中でも軍事パレードの全過程を中継したのも、与党のこうした雰囲気と無関係でないはずだ。