【コラム】急速に増加する国の債務の破局的結果=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.06 11:43
アルゼンチンをはじめ80年代にブラジル、メキシコ、チリなど南米諸国で発生した財政・対外債務危機は政府の放漫な財政支出とともに、このための資金を海外から調達した側面と深く関係する。すなわち、国の債務比率が高くなくても主に海外から資金を調達しなければならないならば外貨不足に苦しみ、危機にさらされるのだ。
したがっていま他国に比べて国の債務比率が高くなくてもどのように比率と速度を管理しコントロールするかは重要な問題になるほかない。このような観点から1997年の通貨危機の衝撃を克服する上で当時韓国の国の債務比率が10%台にとどまっていたほど健全な財政状況が根本的な力だったことを忘れてはならない。