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韓国、生計型「コロナ犯罪」急増…白菜盗み、偽札で買い物(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.06 08:41
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(4)新型コロナのために…新型犯罪登場

新型コロナは過去にはあまりなかった新たな類型の犯罪も作り出している。バス・地下鉄など公共場所でマスク着用を拒否して業務妨害罪で立件される事例が代表的だ。

 
市内バスにマスクを着用しないで搭乗し、運転手に暴言を吐いて業務妨害罪容疑で立件された事例や、マスクを着用しないで搭乗拒否されると30分間運転手と言い合いになって車両運行を邪魔した容疑で起訴された事例が代表的だ。

偽KF94マスクを販売して摘発される場合も過去には見られなかった犯罪だ。ソウル永登浦区に住むIさんは「MIK、黄砂防疫用マスクKF94」と記載したビニールパックに一般のマスクを包装・販売していたところを摘発され、先月15日ソウル南部地方裁判所から罰金700万ウォンを宣告された。

この他に自宅隔離違反も新型コロナ時代が創り出した犯罪だ。感染病予防法は自宅隔離の指針に違反して摘発された場合、1年以下の懲役あるいは1000万ウォン以下の罰金に処するよう規定している。

(5)困窮した高齢層の犯罪も急増

新型コロナ以降、被疑者が高齢層である犯罪も増えた。韓国刑事政策研究院によると、今年1-3月期に発生した高齢犯罪者数(3万3245人)は昨年同期(3万245人)に比べて9.9%増加した。このうち3人に1人が詐欺・窃盗など財産犯罪を犯した(9069人)。

オ・ユンソン氏は「単純労務職に従事する高齢者であるほど経済危機に弱いという点で、高齢層による財産犯罪の急増は景気低迷と関連がある」とし「生計を立てることが難しい高齢者であるほど生活苦に耐えることができず犯行に及ぶ可能性が高い」と説明した。

実際、統計庁雇用動向によると、今年8月の非経済活動人口(1686万4000人)は昨年8月に比べて53万4000人増えた。新型コロナ以降、求職活動をあきらめた人が急増したという考えだ。特に新型コロナが本格的に拡大した5月の55~79歳の高齢層失業率(3.8%)は、2005年に関連統計を取り始めて以来、最も高い数値を更新した。

韓国刑事政策研究院犯罪調査研究室のパク・ヒョンミン室長は「新型コロナなどで経済状況が厳しくなれば、間欠的な職業がある階層が先に打撃を受けるが、高齢者の中にはこのような状況に処した人が相対的に多いので、高齢層の犯罪が増加しやすい」と指摘した。

韓国、生計型「コロナ犯罪」急増…白菜盗み、偽札で買い物(1)

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