「燃油塗って燃やせとモニタリングで確認」…北朝鮮の否定でも明らかになる蛮行の状況
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.29 17:41
北朝鮮軍によって射殺された海洋水産部所属公務員のイさんの遺体損壊の有無が政界の争点に浮上した。国防部と北朝鮮の説明が食い違っている上に、与野党の立場の差も大きいからだ。
野党「国民の力」の朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表は29日のラジオインタビューなどで「(北朝鮮が)『燃油を塗って(遺体を)燃やせと言った』ということを国防部がSI(モニタリングなどによる特別取り扱い情報)で確認した」と話した。国防部の非公開報告を通じて把握した内容を公開したのだ。朱院内代表は「遺体を傷つけた、焼却したというのに、(与党は)北朝鮮がそうではないというのでその言葉を信じようという。これが話になるのか」と付け加えた。
前日に国防部と合同参謀本部を訪問した「国民の力」の議員もこの日の会見で、「合同参謀本部は北朝鮮が韓国国民の遺体を傷つけたという内容を再確認した」と強調した。軍が24日に北朝鮮軍がイさんの遺体を燃やす蛮行を犯したと発表した立場を維持したという意味だ。