韓国与党、金大中元大統領の息子・金弘傑議員電撃除名…財産虚偽申告、不動産投機疑惑
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.09.19 09:54
韓国与党「共に民主党」は金大中(キム・デジュン)元大統領の三男である金弘傑(キム・ホンゴル)議員を除名することにした。民主党は18日、緊急最高委員会議を開き、最近の財産虚偽申告と不動産投機疑惑で物議を醸した金弘傑氏に対して除名を議決した。今月16日、党倫理監察団を構成し、金弘傑氏に対する監察・調査に着手してから2日ぶりだ。崔仁昊(チェ・インホ)首席報道官は「党倫理監察団長である崔基相(チェ・ギサン)議員が、金弘傑氏に対する非常懲戒および除名を李洛淵(イ・ナギョン)代表に要請し、最高位も同意した」と伝えた。
崔報道官は除名決定の理由について「倫理監察団は虚偽申告など公職選挙法違反の有無に対する調査を開始したが、金弘傑氏が監察業務に協力するとみられなかった」とし「(金弘傑氏は)党の不動産政策趣旨に符合しない不動産過多保有などで党の品位を傷つけたと判断した」と説明した。懲戒議決の根拠としては「重大かつ顕著な懲戒の事由があるか、その処理を緊急に行わなければ党に重大な問題が発生する恐れがあると認められる場合、党最高位の議決で懲戒の処分ができる」という非常懲戒党規を挙げた。