韓経:リショアリング補助金競争率11倍…日本企業「中国エクソダス」加速
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.10 07:43
中国の生産工場を自国に移転しようとする日本企業が急増し、政府補助金を得るための競争率が11倍まで沸き上がった。政府がインセンティブを強化しリショアリング(海外に進出した企業を自国に戻るよう誘導)政策を展開しても企業がなかなか呼応しない韓国とは対照的だ。
9日の日本経済新聞によると、日本政府が7月末まで生産拠点移転費用の支援対象を公募した結果、1670件・1兆7650億円規模の申請が集まった。これは1600億円の支援予算の11倍に達する。
日本政府は新型コロナウイルス流行を契機に中国依存度を低くするため、中国に集中する生産工場を自国に戻すサプライチェーン再編政策を施行している。中国の生産工場の稼動が止まると日本では深刻なマスクと医療装備の不足が起き、高い中国依存度の問題点が浮上したためだ。日本政府は4月に発表した新型コロナウイルス経済対策にサプライチェーン再編政策を盛り込み2200億円の予算を配分した。中国依存度が特に高いマスクと医療用手袋、医薬品生産工場を中心に150億円を限度に移転費用の一部を支援している。