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すでに財政赤字98兆ウォンだが…「7月は黒字」と自慢する韓国政府

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.09 08:48
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第2次緊急災難支援金給付のための第4次補正予算編成が目の前だが、財政は史上最悪の赤字だ。

韓国企画財政部の「月間財政動向9月号」によると、今年1-7月の財政総収入は280兆4000億ウォン(約25兆円)と、前年同期比で13兆5000億ウォン減少した。

 
まず、政府の収入で最も大きな比率を占める税収が大幅に減少している。1-7月の国税収入は168兆5000億ウォンと、前年同期比20兆8000億ウォン減少した。企画財政部は今年初めからの新型コロナ関連支援で納期が延期され、昨年下半期の勤労奨励金申請分が給付された点を考慮し、実際の税収減少分は11兆ウォンだと明らかにした。

一方、政府は今年1-7月に356兆ウォンを支出した。前年同期比で37兆8000億ウォン多い。総収入から総支出を差し引いた統合財政収支は75兆6000億ウォンの赤字だ。

統合財政収支から国民年金・雇用保険基金など社会保障性基金の収支を引いて政府の実質的な財政状況が表す管理財政収支の赤字は98兆1000億ウォンにのぼる。

国家負債の見通しは深刻だ。7月末基準で中央政府の債務は781兆ウォンにのぼる。与党が予告した第4次補正予算が7兆ウォン台の借金で編成されれば、GDPに対する国家債務比率は少なくとも43.9%に高まる見込みだ。

こうした中、企画財政部は「総収入が総支出より大きく増加し、財政黒字となった」と評価した。付加価値税納付効果があった7月の収支だけをみて述べた言葉だ。7月の管理財政収支は12兆4000億ウォンの黒字だった。

企画財政部は「財政収支と国家債務は例年の傾向で進行中であり、年末まで第3次補正予算を基準に管理する予定」と明らかにした。

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