【コラム】民主化運動圏政府でなぜ民主主義の危機が取り上げられるのか=韓国(1)
未来統合党の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長が民主主義危機論を提起した。「選出された権力が民主主義を破壊する時代になった」ということだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が選挙で選出されたが、民主主義を破壊するということだ。韓国民主主義の安泰を心配する人がぐんと増えた。高麗(コリョ)大学のチェ・ジャンジブ名誉教授も現政権の運動論的民主主義が「見る角度によって全体主義と同一体制」と批判した。
スタンフォード大学のラリー・ダイアモンド教授は「韓国でも最近、大統領の権限強化と野党に対する非寛容、牽制とバランスの弱化、政治的反対派に対する脅威など他の国で見られるように民主主義が退歩する兆候が現れている」と評価した。現政権とともに歩んできた進歩系要人も相次ぎ批判する側に立っている。民主化勢力が執権した韓国で民主主義の危機が取り上げられること自体がアイロニーだ。いったい何が起きているのだろうか。