韓国、毎年超スーパー予算…残るのは国の債務爆弾
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.02 10:34
2年後に国の債務が1000兆ウォンを超え、4年後には国内総生産(GDP)に対する国の債務比率が60%に迫る。国民1人が負うことになる国の債務も2022年には2000万ウォンを超える見通しだ。
韓国政府はこうした状況の中でも過去最大規模となる556兆ウォン規模の来年度予算案を1日の閣議で議決した。歴代政権が未来世代のために苦しい中で守ってきた国の債務管理のマジノ線を押し倒す「財政惨事」だ。
韓国政府はこの日の閣議で今年度本予算より43兆5000億ウォン(8.5%)多い555兆8000億ウォン規模の来年度予算案を確定した。今年の第1~3次追加補正予算を加えた546兆9000億ウォンより約9兆ウォン多い超大型予算だ。わずか12年前の2009年の2倍に達する規模でもある。保健・福祉・雇用分野に200兆ウォンを使い、現政権の代表事業である韓国版ニューディールに21兆ウォンを投じる。洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官は「経済回復に対する政府の強い意志を盛り込み、可能な範囲内で最大限拡張的基調で編成した」と話した。