韓経:電気自動車年3万台に供給の「ニッケル鉱山」 海外投資家に売却か=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.26 09:27
「第2の半導体」と呼ばれる電気自動車バッテリー競争が原材料確保競争に移っている。韓国・日本・中国などがバッテリー生産に必要なニッケルなど原材料の確保に死活をかけているが、韓国政府・与党はニッケル鉱山の売却に動いている。韓国バッテリー業界が原材料確保競争で不利になるという懸念が強まっている。
関連業界によると、韓国鉱物資源公社が2兆ウォン(約1800億円)を投資したアフリカ東方の島国マダガスカルのアンバトビー・ニッケル鉱山事業は、与党・共に民主党が鉱物資源公社の海外資源開発直接投資を禁止する法案を推進し、全面白紙化される状況を迎えた。専門家らは「次世代バッテリー開発がニッケルの比率を増やす方向に進み、ニッケルの需要が急激に増加している世界的な傾向と正反対に向かっている」と指摘した。LG化学、サムスンSDI、SKイノベーションのうち海外ニッケル鉱山を保有する企業は1つもない。