【グローバルアイ】安倍首相健康異常説の実体
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.25 09:40
「なにも必要ない。首相の顔色をよく見なくては」
首相官邸出入り記者が先輩から最初に聞くことになる指示という。2007年に安倍晋三首相が第1次政権当時に持病である潰瘍性大腸炎で辞任した前歴のためだ。そのためか政権が窮地に追い込まれるたびに政界ではまず安倍首相の健康に異常がないかから確認した。
逆算してみると安倍首相の健康が悪化したと推定される時期は7月ごろだ。6月18日の1時間ほどの記者会見を最後にメディアに長く露出する席は避けてきた。新型コロナウイルスは急速に再び感染が拡大し、景気浮揚策として出した「Go Toキャンペーン」はバッシングされた。世論調査で政権支持率が30%台に落ち込んだ。