【コラム】米中戦略競争と韓国の道(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.11 11:20
米中はともに国粋主義的情熱を持った指導者が「自分の道」に対する確信を持って新冷戦の道に入っている。11月3日に実施される米国大統領選挙でバイデン氏の優勢を占っているが、まだはっきりしない。問題は両候補とも中国との対決を深めさせるだろうという点だ。
トランプ氏の対外政策の核心は明らかに中国を狙っている。インド太平洋戦略の大きな枠組みの中で、経済は市場経済と信頼を共有した国だけで太平洋繁栄ネットワークで連帯し、外交・安全保障は太平洋抑止構想により、中国に対する軍事的圧迫措置を加速するだろう。その内訳には東アジア・西太平洋地域にTHAADのような対中ミサイル防衛システム(MD)の強化と中距離核弾頭ミサイル配備のような初めての攻勢的措置が伴う。近い将来実行されるこの措置はこの地域に1962年のキューバ危機を連想させるほど爆発的対立と対決状態を引き起こすだろう。米共和党内でポンペオ氏と同じ新冷戦主義者の声が大きくなり党内支持を得ているのはトランプ2期の対中政策を推し量らせる。