韓国統一部長官候補者「大同江ビールと韓国のコメ交換」…対北朝鮮制裁違反めぐり議論に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.22 10:11
次期統一部長官候補の李仁栄(イ・インヨン)議員が21日に南北間で物々交換方式の「小さい交易」を提案し、対北朝鮮制裁違反の素地をめぐる議論が起きている。彼はこの日略式会見で「人道的交流と関連した領域においては韓米ワーキンググループで話さず(韓国政府が)独自に判断する」と明らかにした。その上で「北朝鮮の白頭山(ペクトゥサン)の水、大同江(テドンガン)ビールと韓国のコメ・医薬品」を現物で交換する案を例に挙げた。
国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁は人道的支援を禁止していない。だがそれでも無条件で推進しても構わないということではない。制裁は動機や目的でなく行為を規制するためだ。人道的目的だとしてもこれを履行する過程で制裁違反行為が発生する可能性があるという意味だ。