石油大国のUAE「石油時代後に備え」火星探査機打ち上げ…韓国留学派がプロジェクト総括
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.21 10:43
人口960万人の砂漠の国の夢が宇宙に飛び立った。アラブ首長国連邦(UAE)の無人火星探査船「アマル」が20日午前6時58分、日本の種子島宇宙センターから三菱重工業のH2-Aロケットに載せられて打ち上げられた。アラビア語で「希望」という意味の「アマル」は中東諸国で最初に開発された火星探査船だ。世界的には米国、欧州連合(EU)、ロシア、中国、インド、日本に次いで7番目だ。
重さ1350キログラムのアマルは打ち上げ後7カ月間にわたり時速12万キロメートルで4億9350万キロメートルの距離を飛び、来年2月に火星軌道に到着する。2021年はUAE建国50周年だ。アマルは火星軌道進入後、地球上空の人工衛星のように55時間ごとに1回ずつ火星を周回し、火星の1年である687日間大気観測任務を遂行することになる。英科学博物館のイアン・ブラッチフォード館長はBBCに「これまでの火星探査任務はほとんどが地質学に焦点を合わせていたが、アマルは火星の気候と関連して最も包括的で全体的な絵を提供するだろう」と評した。