韓国与野党の弔問政治で広場が分かれた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.13 09:57
2人の故人の焼香所の距離は900メートルにすぎなかった。市民運動界を代表する朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長(10-13日、ソウル広場)と韓国戦争(朝鮮戦争)の英雄の白善ヨプ(ペク・ソンヨプ)将軍(11-15日、光化門)であり、それぞれ民主化(朴市長)と国家安全保障(白将軍)のアイコンだ。しかしソウル広場・光化門(クァンファムン)の政治的距離は遠かった。一方は官(ウル特別市)が主導した。別の一方は官が背を向けたとして一部の市民が設置した。
「象徴」の消費も異なった。12日午後10時現在、ソウル広場の焼香所には約2万3000人が弔問した。家族と訪れた60代のキムさんは「市民としての道理で訪れた」と語った。白善ヨプ将軍の焼香所を設置した保守団体のキム・スヨル会長は「白将軍に対する焼香を望む人が多いが、追悼空間が全く用意されなかったので設置することになった」と話した。
昨年、ソウルの光化門(クァンファムン)と瑞草洞(ソチョドン)で見られたようにまた国論が割れたのだ。ここには共に民主党など与党の「朴元淳市長弔問ムード強調」要因が作用した。朴市長の極端な選択と相関関係が明らかになった段階ではないというが、与党は朴市長がセクハラ疑惑で訴えられたという事実を否認したり、触れないようにしている。次期大統領候補の一人だった「象徴資本」が毀損されるのを阻止するという趣旨だ。