【社説】地球村のコロナ患者1000万突破…防疫の安全ベルトをさらに強く締めるべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.29 14:41
世界全体の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染者数が昨日1000万人を突破した。累積死亡者も50万人を突破し、文字通り人類の大災難がもたらされた。中国政府が昨年12月31日に世界保健機関(WHO)に湖北省武漢一帯で正体不明の肺炎が発生したと報告してから179日目のことだ。
過去6カ月の間、新型コロナは世界各地214カ国を感染させた。コロナパニックを引き起こし、世界経済には大恐慌のときよりも悪くなるのではないかという懸念が広がっている。特に、夏がくれば一段落するだろうという見通しとは違い、北半球に真夏の猛暑が近づいても新型コロナの勢いはかえって増している。米国・ブラジルなど一部の国は経済を優先して防疫の手を緩めたため感染者の統制に、事実上、失敗した。米中は責任をなすり付け合いに忙しく、WHOはお手上げ状態だ。新型コロナワクチンと治療剤の開発は話は盛んに出てくるだけでまだ期待難望だ。