IMF・ムーディーズ・OECD・ブルームバーグまで「韓国、逆成長にもG20の最上位」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.29 09:25
今年の韓国経済を眺める見方には温度差がある。10年ぶりにマイナス成長となるだろうという暗鬱な見通しとそれでも先進国の中で最も良いという肯定的な解釈が同時に存在する。ただし、輸出の割合が大きい韓国経済が世界経済の不況をどれほど耐えられるか分からないため、すでに楽観論を展開するには無理があるという警告も出ている。
28日(現地時間)、ブルームバーグが世界投資銀行と経済研究所24カ所の成長率見通しを集計した結果、韓国の今年第2四半期の実質国内総生産(GDP)は昨年同期より1.8%(年率基準)減少すると予想された。これは4月集計に比べて-0.2%引き下げた数値で、韓国経済が世界金融危機以降10年ぶりにマイナス成長率となるという見通しだ。
韓国の指標だけをみると暗鬱に感じられるが、実際主要20カ国・地域(G20)の中で2番目に高い成長率だ。ブルームバーグによると、中国(2.0%)だけが唯一プラス成長の勢いを続き、残りの国家は全部逆成長が予想される。G20の平均4-6月期の経済成長率見通しは-18.1%(年率基準)だった。特に、米国の場合、4-6月期の成長率が-34.5%(年率基準)に達すると予想される。他の先進国(年率基準)も日本(-22.3%)、フランス(-19.6%)、イタリア(-18.5%)、英国(-18.1%)を中心にマイナス幅が大きくなるものとみられる。