日本で新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）による感染者が一日で９６人増えた。これは新型肺炎の対応に向けた緊急事態が全面解除された先月２５日以来一日基準で最も多い数値だ。

ＮＨＫによると、２４日一日で（午後１０時基準）日本全域で陽性判定を受けた人は東京５５人、北海道１０人など計９６人ということが分かった。

連立与党である公明党の斉藤鉄夫幹事長は「緊急事態宣言が解除されたあとではいちばん大きな数字で、大変心配している」として「しっかりと感染拡大防止のガイドラインなどに従って、頑張っていかなければならない」と話した。

日本政府専門家会議の代表を務める国立感染症研究所の脇田隆字所長も「感染経路不明者も発生しているが、確認されていない感染者集団（クラスター）があるという意味」として感染拡大につながる可能性に注目していると話した。

拡大傾向が停滞している東京では５５人の新規感染者が確認された。東京地域の新規感染者数が５０人を上回ったのは先月５日以降５０日ぶりに初めてだ。

共同通信はこの日、感染者の中で夜の繁華街に関係する人に対する団体検査で陽性判定を受けた人が多数含まれていると報じた。菅義偉官房長官は東京で一定の新規感染者が引き続き確認されているが、積極的に検査を受けていただいたためだと承知しているとしながら「社会経済活動のレベルを段階的に引き上げていく方針に変わりはない」と明らかにした。

この日まで日本の累積感染者数は東京５８９５人を含んで１万８８４２人となった。全体の死亡者は９８２人だ。