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【コラム】韓国、戦略的あいまい性は米中から排斥される(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.23 15:44
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◆新冷戦期には戦略的確実性が有用

新冷戦時代には戦略的あいまい性よりも戦略的確実性が役に立つ。生存利益と死活利益は守るものの、重要利益や周辺利益に対する制限的な損失を甘受できる勇気と決断が求められる。米中衝突が激化して選択の岐路に立たされる場合、韓国は韓米同盟を基盤とする対外戦略を確実にし、中国に対しては短期的な関係疎遠や制限的損失を甘受する必要がある。中国は経済的にG2国家ではあるが、国力の面で米国を相手にするには力不足だ。中国が短期に米国と対等な能力を備えるのも難しい。

 
3つ目、米中衝突の長期化と韓国に及ぼす敏感性・重要性を考慮し、米中葛藤対応タスクフォース(TF)を稼働する必要がある。厳重な対応原則と共に、韓国の戦略的価値をどのように高めて国家の生存と繁栄を維持するのか、政府と関連分野の最高専門家が集まって米中衝突に対応した国家戦略と未来戦略を樹立できるように組織しなければいけない。未来は準備された者がつかむ。

◆米中衝突の中では政権でなく国家の利益を考慮した決断を

米中衝突の本質は貿易戦争ではない。未来をめぐる覇権戦争だ。米中衝突は関係の修復と悪化を繰り返しながら「トゥキディデスの罠」に陥った。米ハーバード大が意味のある研究結果を出した。過去500年の間に新興勢力が支配勢力に挑戦した事例は16回あり、うち12回が武力戦争につながった。新しく浮上する勢力が従来の支配勢力に取って代わるほどの脅威である場合、武力衝突につながる現象は法則に近い。米中両国の歴史的乖離、価値と伝統の差は和合が難しく、戦争へ向かう条件は整っているということだ。

米中衝突関連の両国の戦略も明確に異なる。米国の戦略目標は中国の挑戦を挫折させることだ。これを達成するために中国の孤立と分裂という基調の下、経済力だけでなく政治・外交力、軍事力、情報力、先端技術力までも前に出した物理的な強制力が中国を圧迫している。さらに香港・チベット・新疆ウイグル・台湾問題など体制と理念に基盤を置いた心理戦と分裂戦、そして同盟結束を通じた中国封じ込めなど総攻勢をかける態勢だ。

一方、中国の戦略目標は中国の夢の実現、すなわち米国を越えてグローバル覇権国になることだ。このため内部体制の結束と周辺国の管理で米国の戦略を遮断することに重点を置いている。特に相対的に劣勢である物理的衝突を避けながら、一党独裁長期執権という体制の特性を活用するだろう。4年ごとに大統領を選出する米国と比べて時間は味方と認識し、長期戦・心理戦・世論戦に集中する態勢だ。

激しい米中衝突の中で戦略的あいまい性は、綱渡りをして双方を敵に回す致命的な危険を招きかねない。一方、戦略的確実性は一方に偏って反対側を敵にする危険がある。しかし双方から排斥される最悪の状況は避けることができる。双方のうち強い方を選択することになれば、これをテコに反対側の危険を減らす余地もある。政権の利益ではなく国家利益レベルの決断と鋭い洞察力が要求される。

金龍顕(キム・ヨンヒョン)/陸軍協会地上軍研究所長/元合同参謀本部作戦本部長

【コラム】韓国、戦略的あいまい性は米中から排斥される(1)

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