韓国政府、親日派子孫が受け継いだ土地の還収訴訟提起
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.17 15:53
親日派とされている李海昇(イ・ヘスン)(1890~1958年)とイム・ソンジュン(1860~1919年)の子孫が受け継いだ土地を還収するために韓国政府が訴訟に入った。
法務部は李海昇とイム・ソンジュンの子孫に対して京畿道議政府市虎院洞(キョンギド・ウィジョンブシ・ホウォンドン)の土地など15筆地の所有権を国家で移転するよう命じる内容の訴訟を議政府地裁と水原(スウォン)地裁驪州(ヨジュ)支援に提起したと16日、明らかにした。対象の土地は面積2万1612平方メートル、土地の価格は公示地価基準で22億4093万ウォン(約2億円)だ。
光復会は昨年10月に李海昇ら親日派6人の子孫と第三者が所有している親日財産80筆地(面積16万7142平方メートル、公示地価180億ウォン)を国家に帰属してほしいと法務部に要請した。法務部はこれらのうち、親日行為の対価性など国家帰属要件が認められる土地15筆地を確認し、今月8~10日裁判所から不動産処分禁止仮処分決定を受けた。