【社説】「南北関係の改善」の象徴を爆破した北朝鮮…追加挑発に徹底した備えを
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.17 10:29
北朝鮮が昨日午後、開城(ケソン)工業団地の地域にある南北共同連絡事務所を爆破した。金与正(キム・ヨジョン)北朝鮮労働党第1副部長が13日「遠からず使い道のない南北共同連絡事務所が形体もなく崩れるみじめな光景を見ることになるだろう」と警告して3日ぶりだ。
連絡事務所の爆破当時、爆発音が韓国の前方地域にまで聞こえ黒い煙が立った。国防部はこの日午前から観測装備で北朝鮮側の連絡事務所の爆破準備の動きを観察していたという。共同連絡事務所は文在寅(ムン・ジェイン)政府が推進した南北関係改善の象徴物だ。2018年第1回南北首脳会談により既存の南北交流協力事務所の建物を建て増ししてその年9月に開所した。しかし、北朝鮮の非核化拒否で国際社会の北朝鮮に対する制裁が解除されないと、北朝鮮は脱北団体の対北朝鮮ビラ散布を口実に9日連絡事務所の通信を切った。