【グローバルアイ】感染者Xの秘密…日本と韓国の違い
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.16 10:00
日本で緊急事態宣言が解除された後、ある大手ファーストフードチェーンのホームページを見てびっくりした。店舗で新型コロナウイルス感染者が出て休業していたが営業を再開するというお知らせが9件も上がっていたためだ。全国の9店で新型コロナウイルス感染者Xがいたという話だった。初めて聞く話だった。
もしやと思いコンビニチェーンのホームページにも入ってみた。やはり感染者X(主に従業員)がいた。感染者Xがいた店舗は18カ所に上った。こうした話はただの一度もテレビや新聞で接したことがなかったため、まるで「パンドラの箱」を開けてしまったような気持ちだった。
日本政府は新型コロナウイルス感染者の詳細な情報を公開していない。区単位の居住地域と年齢帯程度だけ公開する。感染者がいつどこへ行ったのかは明らかにしない。自治体によっては町内程度は明らかにする場合もある。先に述べたファーストフード店とコンビニの場合、会社がホームページで明らかにしなかったならそっと埋められる秘密だった。情報公開の有無は100%企業あるいは個人の役割としてやり過ごしたのだ。