犠牲者を忘れないようにするという日本…元軍艦島出身在日2世「朝鮮人の差別はなく、かわいがってもらった」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.15 09:24
日本政府が東京都新宿区にある総務省第2庁舎別館に設けた産業遺産情報センター、ここに「鈴木文雄さん(死去)の証言」として展示されている内容には呆れ返る。在日同胞2世だという鈴木さんの発言は、2015年国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録された日本の「明治日本の産業革命遺産」群の中で、韓日両国の間で最も大きな論争となった長崎市端島(別名・軍艦島)に関する内容だ。
鈴木さんは端島炭鉱で働いた父親の話に基づき「朝鮮人労働者に対する差別対応はなかった」「父親は誇りを持ってやっていた」という趣旨のことを話した。端島で豆腐屋を営んでいたという日本人は、朝鮮の人々が定期的に牛乳配達を頼むことができたと証言した。給料日に給料をきちんともらっていたという台湾人の話も紹介され、その月給袋も展示されていた。