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バイオジェネリック1位の韓国、元祖薬より高価な「バイオベター」が道だ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.04 13:45
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20年ほど前まで干潟と海ばかりだった仁川(インチョン)西南の松島(ソンド)国際都市。現在は「Kバイオ」を代表する地域となっている。松島バイオ大路を挟んでバイオシミラー(バイオ後続品)を代表する企業のセルトリオンとサムスンバイオロジクスが位置する。これら企業に抗体関連の医薬品と資機材を納品するメルクなど外国企業47社もある。

バイオシミラーはバイオ産業の不毛地だった韓国に初めて世界的なバイオ企業を誕生させた。セルトリオンは世界で初めてバイオシミラーを世間に出した。2012年に韓国の食品医薬品安全処は世界で初めてバイオシミラー「レムシマ」の販売認可を決め、同年8月にレムシマが市場に登場した。レムシマはジョンソンアンドジョンソンの製薬部門子会社ヤンセンの自己免疫疾患治療剤レミケードのバイオシミラーだ。続いてセルトリオンは血液がん治療剤のバイオシミラー「トゥルクシマ」、乳がん・胃がん治療剤の「ホジュマ」を相次いで出した。

 
◆バイオシミラー輸出、4年間に5倍増

2015年にはサムスンバイオエピスもバイオシミラーに着手した。ファイザーの自己免疫疾患治療剤エンブレルのバイオシミラー「ブレンシス」の国内認可をはじめ、レミケード のバイオシミラー「レンフレクシス」を開発し、欧州などに進出した。現在、米食品医薬品局(FDA)の承認を受けたバイオシミラーはセルトリオンが3つ、サムスンバイオエピスが4つだ。セルトリオンとサムスンバイオエピスの世界市場における売上シェアは30%近い。

現在、世界の主要4大バイオシミラーの約3分の2を韓国企業が生産している。2018年の韓国企業のバイオシミラー輸出は2014年の5倍にのぼる。バイオシミラーは元祖を超えることもある。レムシマは2018年にオリジナル医薬品レミケードの販売量を上回った。医薬品市場調査会社IQVIAによると、レムシマは昨年7-9月期、欧州で59%の市場シェアとなった。

◆コロナ後に欧州・米国で需要増加か

バイオシミラーはオリジナル医薬品と比べて価格が安いのが最大の競争力だ。高価バイオ医薬品と同等の治療効果があるが、合理的な価格でより多くの患者が治療できるという点で注目される。新型コロナウイルス感染症がもたらしたジェネリック医薬品に対する関心は、韓国バイオシミラー企業にはもう一つのチャンスになるとみられる。欧州各国の政府が薬品需給と保険関連の財政負担を減らすために今よりもジェネリック医薬品の使用比率を増やすという見方が出ている。欧州は2008年のグローバル金融危機以降にもジェネリック医薬品の処方を増やした。実際、セルトリオンの海外販売を担当するセルトリオン・ヘルスケアの1-3月期の業績好調は米国と欧州での販売急増のためだ。

世界バイオシミラー市場は2015年から19年まで年平均48%成長した。2025年には663億ドル(約7兆円)まで成長すると予想される。バイオシミラー市場は規模の経済原理が作動する。他国の企業が規模と施設さえ備えれば、いつでも強力なライバルに浮上する。韓国が世界1位を維持できるという保証はない。2017年にファイザーがFDAからレミケードのジェネリック医薬品の承認を受けたのが端的な事例だ。結局、ジェネリック医薬品の根本的な限界を越えることができる戦略が今後の市場支配のカギとなる。

韓国バイオ協会のイ・スンギュ副会長は「オリジナル医薬品の特許が最も多く切れる時期の2025年にはレッドオーシャンとなり、より多くの企業が挑戦するはずだが、品質・価格競争がさらに激しくなると予想される」と述べた。

バイオシミラーの次の激戦地は一種の改良新薬「バイオベター」だ。従来のバイオ医薬品の効能と便宜性を改善したバイオベターは新薬に劣らない付加価値を創出でき、Kバイオの次世代事業に浮上している。バイオシミラーはオリジナル医薬品の70%前後の価格が設定されるが、バイオベターはむしろ2、3倍高く売れたりもする。セルトリオンの「レムシマSC」が代表的な例だ。レムシマSCはセルトリオンが先に静脈注射として開発した「レムシマ」の剤形を皮下注射に変更した製品で、患者が病院に行かず自分で投薬できる。

薬物の持続性を高めて投与回数を減らす方式のバイオベターもある。ハンミ薬品はバイオ医薬品の薬効を高めるプラットホーム技術「LAPSCOVERY」を適用し、バイオベター「ROLONTIS」(好中球減少症治療剤)を出した。

韓国生命工学研究院のオ・テグァン研究員は「グローバル市場でバイオベターがオリジナル製品より成功することもある」とし「Kバイオは結局、バイオベター市場で勝機をつかまなければいけない」と述べた。

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    2020.06.04 13:45
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    仁川市松島に世界最大のバイオシミラー生産施設を保有するサムスンバイオロジクス工場の内部。細胞増殖培養器などが設置されている。[写真 サムスンバイオロジクス]
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