【コラム】コロナが韓国にくれた機会…医療機器産業を花開かせ所得5万ドル時代を切り開こう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.01 10:06
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)防疫を通じて韓国が医療技術先進国と認識されつつある。感染病による苦痛についてはあえて説明するまでもないが、医療先進国のイメージは思わぬ贈り物といえるだろう。一般的に良い製品を開発しても市場に進出するためには大きな努力が必要だ。ところが今は米国のトランプ大統領が広報してくれていて、幸運が自ら転がり込んで来ているようなものだ。おまけに、私たちもこのようにすればうまくやれるんだという自信もついている。
新型コロナは完全に終わったわけではなく最終評価はまだ早いが、中間評価をしてみると、診断キットなど医療機器の優秀性や円滑な供給が大きな役割を果たした。もし診断キットや防護服などが適時に供給されなかったとしたら状況は完全に変わっただろう。米国・欧州など他の国々が慌てている大きな理由は防疫物資がまともに供給されなかったためだ。