「KAL爆破再調査」「親日派の墓撤去」…終わらない韓国与党の「保守=積弊」主張
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.26 08:10
第21代国会を控えて与党の共に民主党が全方向から過去究明圧力をかけ、野党が「権力の力自慢」(チョ海珍未来統合党議員)と激しく反発している。
民主党のソル・フン最高委員は25日、大韓航空機爆破テロ事件を取り上げた。この日、ラジオ番組のインタビューで、「(2007年当時の)真相調査は不十分なものがあまりにも多い」と述べた。1987年11月にイラクからソウルに向かう大韓航空旅客機がインド洋の上空で消え、乗客・乗務員115人全員が行方不明になった事件だ。政府は1987年の事件直後および2007年の国家情報院の真相調査などで、北朝鮮工作員の金賢姫(キム・ヒョンヒ)によって旅客機が空中爆破されたという結論を出した。遺族は金賢姫の陳述のほかに北朝鮮の犯行と見なすほどの明確な物証がないと主張してきた。この事件の真相調査が盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で行われたことと関連し、ソル最高委員は「全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)政権が持っていた余力がいろいろなところで作用したと見なければいけない」と再調査の必要性を主張した。