トランプ大統領の最後通牒「WHO、1カ月内に中国寄りを是正しなければ脱退」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.20 07:50
ドナルド・トランプ米国大統領が18日(現地時間)、世界保健機関(WHO)を向かって資金支援を永久的に中断し脱退も考慮すると脅かした。米国は昨年、WHOに4億ドル(約430億円)規模を支援し、これはWHO年間予算の15%に達する。トランプ大統領はWHOのテドロス事務局長に「中国寄り」を是正してほしいと公式的に求め、このような警告が入った書簡を送った。
トランプ大統領がこの日、ツイッターで公開した4枚の書簡には「今後30日以内に『実質的な改善』(substantive improvements)が行われなければ、資金支援を永久中断してWHOの加盟も再考するだろう」と記されていた。トランプ大統領はWHO事務局長を狙って「あなたとあなたの組織が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の大流行に対処する過程で失敗を繰り返し、全世界が莫大な費用を払った」として「WHOが前に進むことができる唯一の道は中国からの独立を実際に見せること」と求めた。また「迅速に行動しなければならない。時間を浪費してはならない」とし、「明らかに米国の利益に合致しない機関にずっと資金を出すわけにはいかない」と繰り返し強調した。トランプ大統領はすでに先月、WHOの中国寄りを問題にして資金支援を一時中断した。今度は最初から1カ月後に永久的に資金源を断つと通告した。テドロス事務局長が中国の支援を背景にして当選した後、WHOが唯一中国をかばっているという認識がある。