一歩間違えれば資金源を断つトランプ氏…WHOを見た国連機構が震えている(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.21 13:46
米国のドナルド・トランプ大統領が14日「中国の肩を持つ」として世界保健機関(WHO)に対する支援金5億ドル(約538憶円)の支給を一時中断した。そうすると、グローバル社会は事態がどこまで拡大するかに神経を尖らせている。トランプ氏のWHOへの圧迫は国際機構に本格的に手を入れ始めたという信号弾になるかもしれないという懸念の声が上がっている。
ロイター通信によると、WHOはトランプ氏の今回の措置で相当な打撃を受けるほかはない。米国がWHOに対する最大財政寄与国であるためだ。WHOの2018~2019年度予算資料によると、全体56億ドルの中で米国寄与金は8億9300万ドルで全世界で最も多い。この中で義務分担金が2億3691万ドルだが、義務分担率も全体寄与国の中で最も高い22%に達する。残りの6億ドル以上が任意支出金だ。その後に続いて英国が約4億ドルの寄与金を出し、ドイツが約3億ドル、日本が約2億ドルを負担した。約4000万ドルを負担した中国は寄与国の順位で6位で、ノルウェーの次だ。