国連事務総長「性的少数者、コロナの主犯にレッテル…殺害危険に直面」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.18 09:20
アントニオ・グテーレス国連事務総長が16日(現地時間)、「新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の大流行で性的少数者(セクシュアル・マイノリティ、LGBT)が差別と嫌悪に脆弱な立場に置かれている中、カミングアウトデーを迎えることになった」として差別に対する警戒心を促した。国連傘下メディア国連ニュースによると、グテーレス事務総長は「カミングアウトデー」を一日前にしてこのような声明を発表した。
グテーレス事務総長は「性的少数者は彼らがある性向を持っているという理由だけで偏見、攻撃、殺人危険に直面している」として「ところが、新型肺炎の拡大とともに多くの性的少数者がもっと深刻な差別を体験することになった」と明らかにした。また「多くの性的少数者は新型肺炎の局面でレッテルがつけられることが多くなり、警察は防疫指針を誤用して性的少数者を標的にしているという報道もある」と付け加えた。