韓国、検査は増えたが陽性は1日30人前後…急激な感染拡大なかったのはなぜ?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.17 10:10
韓国政府がソウル・梨泰院(イテウォン)のクラブからの新型コロナウイルスの地域感染への懸念について、「急激な拡散は現れていない」と評価した。特定地域を中心に新型コロナウイルス感染者が発生しているが、増えた検査量に比べ陽性判定を受ける人は少なく、地域感染に拡散する可能性は低いと分析される。
中央事故収拾本部のソン・ヨンレ戦略企画班長は16日午前の中央災害安全対策本部定例会見を通じ、「診断検査を大幅拡大したのに1日に発生する患者数は30人以内で現れている。急激な地域内拡散推移は現れていない」と明らかにした。
実際に保健当局は9日に梨泰院を中心に新型コロナウイルス感染者が発生し地域感染の懸念が拡大すると、すぐに選別診療所を拡大するなど検査量を大きく増やした。ソウル市は竜山区(ヨンサング)にウォークスルー型(徒歩移動型)選別診療所、瑞草区(ソチョグ)にはドライブスルー型(自動車移動型)選別診療所を拡大設置した。