コロナ症状0.7日前にウイルス最多排出…無症状感染多い
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.05.16 13:31
中国・香港・世界保健機関(WHO)共同研究チームが新型コロナ感染者94人の唾液から排出されるウイルスの量を測定した結果、症状が表れる0.7日前が最も多いことが分かった。症状が表れた後はむしろウイルス排出量が減り始めた。症状が表れる直前の伝染力が最も大きいといことだ。症状が表れる2.3日前からウイルスが排出され始める。
こうした特性のため無症状感染者がウイルスを広めるケースが多い。アイルランド・ダブリン大学研究チームが新型コロナ関連研究論文17件を分析した結果、無症状感染者がほかの人を感染させる割合は全体の感染者の33-80%にのぼることが分かった。ほとんどの場合、症状が始まる3日前から症状が表れた後2日間に伝播する。感染の可能性が最も高い時期は症状が表れる0.67日前だった。