色あせる世界最高K防疫…K新薬が臨床試験でまた挫折
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.15 15:11
「任重道遠」(任務は重く、道は遠い)。韓国国内の専門家がKバイオの現住所を診断する時に使う代表的な表現だ。最近、新型コロナウイルス感染症の大流行で韓国診断キットが好機が注目を浴びているが、製薬バイオ産業の核心の新薬開発はまだ道が遠い。国内製薬業界1位のハンミ薬品はフランス系多国籍製薬会社サノフィに技術輸出した3兆ウォン(約2616億円)規模の糖尿病新薬「エフェグレナタイド」が臨床第3相の途中に返還されたと14日、明らかにした。これでハンミ薬品が推進してきた5兆ウォン規模の持続型糖尿新薬ポートフォリオ「クアンタムプロジェクト(Quantum Project)」の権利がすべて返還された。昨年のシンラジェン、コーロン生命科学、ヘリックスミスの臨床試験の挫折に続くショックだ。
サノフィは2015年、ハンミ薬品から糖尿病注射剤エフェグレナタイドを導入した後、臨床試験に着手した。しかし昨年9月に最高経営責任者(CEO)が交代し、がん・血液疾患・希少疾患・神経系疾患の4つの領域を研究開発(R&D)集中投資分野に選定し、糖尿病など研究を中断すると明らかにした。当時はまだ開発中の薬品に対しては臨床を完了した後、グローバル販売を担当するパートナーを物色するという立場だったが、最近になって突然、契約解約を通知したのだ。