クラブ発新型肺炎の集団感染にも知らんぷり、規制を避けた居酒屋には数十人の行列=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.11 12:05
ソウル梨泰院(イテウォン)クラブで再び始まった新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡大傾向にも先週末弘大(ホンデ)の前は「不夜城」だった。9日夜10時ごろ、ソウル弘大入口(ホンデイプク)駅は若者たちで足の踏み場もないほど込み合った。2番出口の前には知人を待っている20人余りの若者が三々五々集まっていた。付近のオウルマダン路には小雨にも週末を楽しもうとする彼らの足取りが続いた。この日、ソウル市は新型肺炎の追加感染者27人を発表して防疫に手綱を引き締めたが、現場ではこのような指針が無駄のように見えた。
クラブのように見慣れない人々同士で同席することが可能な「ハンティング屋台(異性を誘う居酒屋)」「感性居酒屋(トレンドをコンセプトにした居酒屋)」などが密集しているチャンダリ路は夜11時を過ぎると「不夜城」となった。ある有名ハンティング屋台の前には入場を待つお客さん50人余りが長い行列ができた。店の中にあるほとんどがマスクを脱いだり、あごにかけたりしたまま話を交わした。途中にタバコを吸いに出かける人々はマスクを脱いで出入り口を行き来した。チェさん(20)は「友達の誕生日パーティーをしにきた。同席すれば、新型コロナの感染危険が1%程度は大きくなるだろうが、私たちは同席もしなかったし、信頼できる友達同士で集まって大丈夫だ」とした。