【社説】念を入れて建てた塔を揺るがしたクラブ発集団感染…防疫の死角地帯をなくさなければ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.11 10:35
ゴールデンウィーク期間の集団感染の恐れがソウルの真中で現実になった。韓国繁華街・梨泰院(イテウォン)クラブで始まった集団感染は急速に首都圏と全国に広がっている。「ポスト・コロナ時代」に言及した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の昨日の就任3周年特別演説も多少色あせた。
実際、若者たちが多く訪れるクラブと遊興施設などの脆弱な防疫については専門家が数回警告してきた。それでもゴールデンウィーク期間に防疫意識が緩くなり、集団感染が起きたのは骨身にしみるような苦しいことだ。1月20日以降256人の大切な命が新型肺炎に犠牲になる中でも国民と医療スタッフの献身的な努力でかろうじて建てた塔が一瞬に崩れる危機に処したためだ。