日本の有権者の半分以上は安倍政権の新型コロナウイルス感染症への対応に不満を感じていることが調査で分かった。

共同通信が８－１０日、日本の有権者を相手に実施した世論調査で、回答者の５７．５％は日本政府の新型コロナ対応を「評価しない」と答えたと１０日、報じた。「評価する」という回答は３４．１％にすぎなかった。

また、安倍内閣を「支持しない」という回答は４３．０％だった。「支持する」は４１．７％だった。

日本の有権者は「アベノマスク」という皮肉を呼んだ布マスク配布事業や遺伝子増幅（ＰＣＲ）検査不足など、日本政府の未熟な新型コロナ対応に失望していると、共同通信は把握した。

◆日本の新型コロナ対応リーダーシップ、１６点で最下位

シンガポールの調査機関などが先月３－１９日、２３カ国・地域の１８－８０歳の１万２０００人を相手に、指導者の新型コロナ対応リーダーシップについてオンラインで調査した結果、日本が総合評価で最下位だったと、ＮＨＫが１０日報じた。誤差範囲は国別に±３－６％。

２３カ国全体の平均は１００点満点で４５点と比較的低かった。中国、ベトナム、インド、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）、マレーシア、ニュージーランド、台湾の７カ国が５０点以上を受け、最も低い評価は１６点の日本だった。２６点のフランスと２７点の香港も低い評価を受けた。韓国は３１点と、日本、フランス、香港よりは高かったが、２３カ国のうち２０番目だった。

日本の調査を担当した責任者は「安倍政権は緊急事態宣言が遅かったなどと批判を受けた」と明らかにした。

◆ＮＨＫ「日本の新規感染者７０人…計１万６５５９人」

１０日の日本の新たな感染者は７０人と確認されたと、ＮＨＫが報じた。これで日本の新型コロナ感染者は合わせて１万６５５９人に増え、死者は９人増えて計６４６人となった。この日、東京都では新型コロナ感染者２２人が新たに把握され、東京の感染者は合わせて４８６８人になった。東京の一日の新規感染者は８日連続で１００人未満となり、最近の５日間は５０人未満だった。