韓国、原発の割合2034年に10%に減らし再生可能エネルギー40%に増やす
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.05.10 10:14
脱原発ロードマップが出された。現在25基ある原発の数が2034年には17基に減る。全電力生産で原子力発電が占める割合は10%以下に下がる。代わりに再生可能エネルギー発電の割合は40%に上がる。政府諮問機関である総括分科委員会はこうした内容の第9次電力需給基本計画ワーキンググループ主要議論結果を8日に公開した。今年から2034年まで15年間の電力需要を予測し供給をどのように合わせていくのかに対する内容を盛り込んだ。
この日公開された草案の核心は脱原発・脱石炭だ。電力需給基本計画策定に向けた諮問機関である総括分科委員会の委員長を務めるソウル科学技術大学のユ・スンフン教授は、「原発の段階的縮小と再生可能エネルギー拡大の政策的な大きな枠組みを維持し、安定的電力需給を前提に石炭発電のより果敢な縮小など親環境発電転換を加速化する方向で検討した」と明らかにした。この日出された草案によると今年基準25基ある原発の数は2024年に26基でピークとなり、2030年に18基、2034年には17基と段階的に減らす。老朽化して寿命となった原発11基は廃止し、原発新規建設は4基と最小化する。