慰安婦被害者・李容洙さん「水曜集会、憎しみだけを教えた…韓日両国の若者が仲良くなってこそ問題解決」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.08 06:59
映画『アイ・キャン・スピーク』(2017)のモデルである旧日本軍による「慰安婦」被害者、李容洙(イ・ヨンス)さん(92)が「水曜集会をなくすべきだ」と明らかにした。今回の総選挙で共に市民党の比例代表で当選した、正義記憶連帯(旧韓国挺身隊問題対策協議会・挺対協)の尹美香(ユン・ミヒャン)前理事長に対しても「国会議員になってはならない」と語った。
李さんは30年間国内外で慰安婦に関連した社会運動を行ってきた代表的な人物で、2007年米国下院で旧日本軍慰安婦謝罪決議案が全員一致で成立する過程で被害事実を証言した。その話に基づいて作られた映画が『アイ・キャン・スピーク』だ。
李さんは7日、大邱市南区(テグシ・ナムグ)のある喫茶店で記者会見を行って慰安婦関連市民団体である正義記憶連帯と尹前理事長を批判した。幼い時代に自身が旧日本軍に連れ去られた記憶を打ち明けて語り始めた李さん、毎週開かれる水曜集会について「なくすべきだ。寄付金がどこに使われているのかも分からない」と話した。