「2015年に日本が約束した10億円、慰安婦支援団体の代表は事前に知っていた」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.08 06:55
慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんが7日、2015年韓日慰安婦合意当時、日本が10億円を拠出することを、「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(以下、正義連)」前理事長の尹美香(ユン・ミヒャン)氏(共に市民党比例代表当選者)だけが知っていたと主張したことは、外交的な波紋を広げかねない内容だ。文在寅(ムン・ジェイン)政府になって韓日関係悪化の出発点が慰安婦合意の検証だったためだ。
2015年交渉過程に明るい複数の消息筋によると、李容洙さんの発言が事実に符合する可能性は低くない。彼らは同年12月28日、韓日外交長官が交渉を妥結する前、韓国側交渉チーム所属の外交部当局者が直接尹氏(当時「挺身隊対策協(以下、挺対協)」代表)に会って合意内容を事前に説明したと伝えた。ただし、日本側は交渉終盤に駐韓日本大使館前にある少女像に関連した内容が盛り込まれなければ合意に応じないと最後まで強い姿勢を見せた。これについて韓国政府は「関連団体と協議して、適切に解決できるように努力する」という内容を入れた。