金正恩氏、再登場の次は挑発…監視哨所への銃撃は予告篇?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.04 07:24
3日北朝鮮軍による韓国軍の監視哨所(GP)銃撃をめぐり、韓国軍当局は偶発的射撃の可能性に重きを置いている雰囲気だ。軍関係者は「銃撃当時、霧が立ち込めていて照準射撃が難しかった。挑発を計画したとすれば、気象条件が良い時を選んだだろう」とし、「銃撃を前後にして北朝鮮軍GPの付近にある畑で北朝鮮軍兵力が動揺せず農作業を行っていた」と情況を説明した。
だが、北朝鮮軍が軍事的に極めて敏感なDMZで偶発的に射撃を行い、その銃弾が偶然にも韓国軍のGPに4発も命中させるのが常識的に可能なことなのか反論が少なくない。韓南(ハンナム)大学国防戦略大学院のヤン・ウク兼任教授は「DMZで射撃するというのは北朝鮮高位層の許可を得ずには不可能だから故意性を排除するのは危険だ」として「特に、南北軍事当局が試験的に撤収したDMZ内で銃撃が発生したというのはおそらく政治的行為になる可能性がある」と話した。