金正恩氏の妹・与正氏「低能な青瓦台、おじけづいた犬がさらに騒がしくほえる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.04 06:58
金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長の妹である金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が2日、江原道元山(カンウォンド・ウォンサン)で北朝鮮軍が実施した火力戦闘訓練に遺憾を表明した青瓦台(チョンワデ、大統領府)に向かって「(青瓦台)の低能な考え方に驚きを表わす」という談話を3日午後、発表した。
北朝鮮はその間、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と韓国政府に向かって低俗な非難を浴びせてきた。だが、2018年2月金委員長の特使として青瓦台を訪問し、文大統領に直接会って平壌(ピョンヤン)招請の意向まで伝えた金与正氏が直接出たのは今回が初めてだ。
金与正氏は談話で「われわれはその誰を威嚇しようと訓練をしたわけではない」として「国の防衛のために存在する軍隊において訓練は主な業務であり自衛的な行動」と主張した。また「私は南側も合同軍事演習をかなり楽しんでいる方だと知っており、先端軍事装備を買ってくることにも熱を上げるなど、気に入らない遊びをしていることを分かっている」として「3月に予定されていた軍事演習(韓米合同演習)も南朝鮮(韓国)に広がっている新型コロナウイルスが延期させたもので、青瓦台の主人の決心によるものではない」とした。