【コラム】韓国経済、25年にわたり低成長の下り坂…日本のようになっている(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.28 10:03
結局革命的な政策変化を通じてこの法則を阻止できなければ次期政権下で長期成長率が0%台に進入し、実体経済危機の可能性が大きく増加しかねない。1990年代中盤以降に年間成長率は短期的変動要因により20%の確率で趨勢的長期成長率より1ポイント以上低い値で決定された。したがって長期成長率が0%に進入すれば、年間成長率がマイナス1%以下に落ちる危機が20%程度の確率で勃発する可能性があることを意味する。
ゼロ成長時代に入り込めば特に競争力を失った限界産業と韓国系企業、そして不渡り企業が急増しかねない。これに伴い、韓国経済の「良質の雇用」創出能力も急激に下落し、青年・中高年雇用問題が同時に悪化する可能性が高い。国全体の平均成長率の0%に満たない2000万~3000万人の国民は家計所得が減少し、低所得階層の経済的困難が加重され所得分配も悪化しかねない。