日本政府は新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）の水際対策の一環として実施している韓国人などに対する入国制限措置を１カ月延長した。

日本政府は２７日、安倍晋三首相の主宰で開かれた新型コロナ対策本部会議で、ビザ効力停止等を通した入国制限措置を５月末まで継続することにした。これに伴い、この措置が適用される韓国などからの日本入国が難しい状況が続くことになった。

日本政府は今月３日から、韓国・米国・中国・カナダ・英国および欧州のほぼすべての国家からすべての外国人の入国を原則的に禁止している状況。当初、入国制限措置は今月末までだった。

日本政府はまた、最近感染者が急増しているロシア、サウジアラビア、カタール、ペルーなど１４カ国からの外国人入国を２９日から追加で拒否することを決定した。これで日本の入国拒否対象国家は８７カ国に増えた。入国拒否対象国に指定された場合、該当国家に過去２週間滞在していた外国人は原則的に日本に入国できなくなる。

安倍氏は「新型コロナウイルス感染症については、全世界で感染者数が３００万人に達しようとしており、拡大傾向に歯止めがかかっていない」とし、入国規制対策を強化するべき理由を説明した。

◆日本の新型コロナ新規感染者１７２人

この日日本国内では新型コロナ感染者１７２人が追加された。ＮＨＫによると、この日午後１０時２５分、日本国内の新型コロナ累積感染者はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員（７１２人）を含めると１万４３２５人に増えた。日本国内の新型コロナ感染者のうち、死亡者は２２人増の４０７人になった。

日本の一日の感染者数が２００人以下を記録したのは９４人だった先月３０日が最後だった。前日の新規感染者は２１０人だったことから、拡大傾向がやや落ち着いた様子だ。最近、日本の一日の感染者数は３００～５００人台を記録していた。

東京都の２７日の新規感染者も３９人で、２日連続１００人以下を記録した。今月７日に新型コロナ感染拡大に対応するために緊急事態が宣言された東京都では、１４日から２５日まで１２日連続で毎日１００人以上の感染事例が報告されていた。東京都の一日感染者が５０人以下を記録したのは３月３０日以降初めてだ。