【コラム】コロナリーダーシップ…メルケルにあってトランプ・安倍にないもの(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.24 11:31
「神はサイコロを振らない」。アインシュタインの時代的名言が出てきた1927年のソルベー会議は「電子と光子」がテーマだった。光も粒子という光子論から発展した量子力学の学問的基礎を固める行事だった。寄付者の名前にちなんだソルベー会議は物理・化学界の権威がある行事で、この日の出席者29人のうち17人がノーベル賞を受賞した。中でもアインシュタインは当代最高の碩学だった。
この行事は新進物理学者グループであるコペンハーゲン学派の量子力学理論を公式的に認める場だった。量子力学はニュートン力学が説明できない微視世界を扱う。光が微粒子(光子)であるように、粒子も波動の性格を持つため、位置など正確な状態を規定できず、ただ確率でのみ提示できるということだ(ハイゼンベルクの不確定性原理)。