<危機の韓日関係、連続診断16>「共通の敵」に直面した韓日、争いやめて防疫協力を(2)=韓日ビジョンフォーラム
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.22 10:22
李信和(イ・シンファ)高麗大教授=今回の総選挙の結果でみると、もはや韓国では反共イデオロギーは主流になれず、むしろ反日イデオロギーが重要なイシューになった。今朝も「日本の新型コロナ感染者がついに韓国を超えた」というニュースがメディアのヘッドラインを飾っている。韓日関係で「経済だけでもうまくやろう」という機能的な接近はもう通用しないようだ。政治や外交をうまく管理できなければ経済も厳しくなる。
張済国(チャン・ジェグク)東西大総長=新型コロナ事態が深刻になると、各国は国境を閉鎖することに集中し、国際協力は見られなかった。韓日関係も危機状況でコミュニケーションの断絶ばかりが目につく。国際協力と連携に傍点を打った「コロナ後の時代(After Corona)」が到来するだろう。韓日が共に貢献する機会もそれだけ多い。
洪圭徳(ホン・ギュドク)淑明女子大教授=両国は感情的な対決を強めるのではなく、共通の挑戦に対する解決策の摸索に積極的に参加する必要がある。特に両国の感染者の医療情報をビッグデータとして保存し、今後、基礎疾患がある患者の管理に活用することができる。類似ウイルス発生を予防するために両国の人工知能(AI)、ドローンボットなど第4次産業技術を積極的に活用することもできる。こうした共同の努力が従来の政治的葛藤を緩和し、新しい協力パターンを作る突破口となる可能性がある。