「3D1Sの呪い」現実化するか、斗山重工業きょう運命の日
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.21 09:34
斗山(トゥサン)重工業に運命の日がやってきた。韓国輸出入銀行はきょう21日に拡大与信委員会を開き、斗山重工業の外貨建て債権5億ドルに対する貸付転換の可否を決める予定だ。会議で貸付転換が通過しない場合、斗山重工業は満期となる27日までに5億ドルを償還しなければならない。1兆ウォン規模の緊急資金を産業銀行などから輸血した斗山重工業の立場では迎えたくない状況だ。
貸付転換は無難になされるだろうという見通しが多い。だが貸付転換がなされても斗山重工業の問題が解決されるものではない。斗山グループがカギを握り主力系列会社の再生に乗り出しているが、活路を見出せずにいる。グループ持ち株会社である斗山は斗山ソルスの株式売却を進めているが、買収者を決められずにいる。韓国国内のあるファンドと売却交渉を進めたが、売却価格で大きな隔たりがあったという。電子・バイオ素材事業に注力する斗山ソルスに対する市場価値は8000億~9000億ウォン水準だ。だが斗山などは経営権を含めた斗山ソルスの価値を1兆5000億ウォン水準とみている。斗山グループが最近債権団に提出した自助案には燃料電池を作る斗山フュエルセルの売却まで盛り込まれたという。