IMF「経済的混乱は4-6月期に集中」…さらに大きな衝撃 韓国政府も警戒(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.15 10:54
「労働の供給が減り、事業場の閉鎖がサプライチェーンの混乱を起こしている。産業活動、小売業、固定資産投資も急減した」。
国際通貨基金(IMF)は14日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている世界経済をこのように診断した。この日に発表した世界経済見通し(World Economic Outlook)でだ。生産・消費・投資・雇用など経済全般がふらついているということだが、韓国経済の現在の姿でもある。内需が萎縮した中、輸出にも新型コロナの影響が表れ始めた。雇用問題が深まる兆候も表れている。「パーフェクトストーム」の危機だ。昨年、財政を投入して2%成長をかろうじて守った韓国経済の反騰は水の泡となる雰囲気だ。むしろ経済後進の最小化を模索している。
すでに複数の機関が今年の韓国のマイナス成長を既成事実とみている。野村証券(-6.7%)に続いて、キャピタルエコノミクス(-3%)、モルガン・スタンレー(-1%)も冷静な予測を出した。IMFがこの日に明らかにした韓国の今年の経済成長率予測値(-1.2%)は、こうした予想に対する確認するものだ。IMFはさらなる下方修正の余地も残した。IMFは「今回の見通しは今年下半期に新型コロナが消えるというシナリオを仮定している」とし「新型コロナが予想より長く続く可能性があり、成長率はさらに下がることもある」と説明した。