文大統領「最大の懸念は雇用…今は痛みの始まりかも」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.13 16:59
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日、新型コロナウイルス感染症事態について「つらく困難な時期を乗り越えるにあたり最大の懸念は雇用問題」と述べた。文大統領は同日午後、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で首席・補佐官会議を主宰した際に「既に大量失業の事態が生じた国が出てきている。韓国も雇用加入者の増加幅が大きく減り、失業給付金の申請者が大幅に増え始めた」と述べた。文大統領は「今は痛みの始まりかもしれない」とも述べた。政府の発表によると、先月の求職給与(失業給付金)支給額は8982億ウォン(約796億円)で、過去最高だったのに対し、安定雇用関連指標の1つである雇用保険の加入者数の増加幅は、16年ぶりに最小値を記録した。
文大統領は「経済危機の局面で政府は雇用を守ることに政策的力量を集中させる」とし「経済再生の始まりも終わりも雇用」と述べた。また「仕事を失う場合に支出しなければならない福利厚生費を考慮すると、むしろ費用を削減して将来に備える生産的な投資」と付け加えた。