【社説】オンライン授業初日から混乱、依然「天水田の教育行政」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.10 10:24
懸念していたことが現実になった。オンライン授業初日の9日、全国各地でさまざまな混乱が起こり、質の低い授業に対する不満が出た。45分授業で5分の動画がすべてというクラスもあったし、ある授業では動画どころか教科書の資料とパワーポイントファイルだけ提供されたという。ビデオ会議のプログラムで出欠を確認するのに路上でスマートフォンのカメラで出席した学生もいた。
より大きな問題は、ほとんどの学校で学習管理サイトとして使用するEBS(韓国教育放送公社)のオンラインクラスに朝から繋がらなかったという事実だ。午前中、終始接続できない状況が繰り返され、授業に大きな支障が生じた。そんな中、パソコンからアクセスしなければならないとか、特定のブラウザを使わなければならないなどという未確認情報も溢れ、混乱を煽った。
先だって韓国教育部はEBSのオンラインクラスに300万人が同時接続できるようにサーバーの容量を増やしたため問題ないとした。しかし、結果は違った。3日には遠隔教育プラットフォーム「e学習広場」に教師がアップロードした教育資料が削除されるということも起こった。サーバー増設作業時間にアップロードした資料がすべて消えたのだ。当時接続者は8万人だったという。