ジョンソン首相が集中治療室に移った事実が伝えられると、与党はもちろん野党政治家たちも首相の快復を祈った。デービッド・キャメロン氏やテリーザ・メイ前英国首相は「私たちの心はいつもジョンソン、そしてジョンソンの家族と共にある」というメッセージを伝えたとガーディアンが伝えた。

労働党の代表に新たに就任したキア・スターマー氏は「非常に悲しいニュース」とし「信じることができないほど難しい時期に国のすべての人が首相および彼の家族と共にある」とした。ロンドンのサディク・カーン市長はツイッターを通じて「セント・トーマス病院には世界で最も立派な医療スタッフがいる」としながら「首相は最も安全なところにいる」と話した。

英国人はツイッターにハッシュタグ「#PrayForBoris」を付けてジョンソン首相の快復を祈るコメントを掲載した。「あなたの一生で、今一番、英国はあなたを必要としている。ウイルスがあなたに勝たないようにして」「政治志向は違ってもあなたがウイルスを克服することを願っている」「少しだけ耐えて。あなたの友人・家族、あなたの国があなたを切実に必要としている」というコメントが次々と投稿されている。

文在寅（ムン・ジェイン）大統領をはじめとする各国首脳も応援のメッセージを送った。文大統領は７日、ＳＮＳなどに「先日、Ｇ２０テレビ会議でお目にかかったが、突然の入院の知らせを聞いて非常に驚き残念に思う」としながら「早い快復を祈っている」と伝えた。ドナルド・トランプ大統領はホワイトハウスで行われた新型コロナのタスクフォース定例会見で「米国人が彼の回復のために祈るだろう。彼は非常に良い友人だ。非常に特別で、強く、断固としていて、あきらめない人」と話した。エマニュエル・マクロン仏大統領はツイッターに「この難しい瞬間、ボリス・ジョンソンと彼の家族、英国民に私のすべての支持を送る」と書いた。アンゲラ・メルケル独首相もジョンソン首相入院に「恐ろしく悲しい便り」としながら彼の回復を祈った。

集中治療室に移った英首相、コロナで初の「首相空白」に世界が衝撃（１）